不世出の天才ジョッキー武豊は不死鳥のように復活した。

世の中には天才と呼ばれる人たちがいます。
メジャーリーガーのイチロー選手、将棋の羽生善治さんなどです。
この中にジョッキーの武豊騎手も当然入るでしょう。
JRA歴代最多勝記録であるJRA通算3800勝を記録し、つい先日の京都金杯でも見事勝利し連続重賞勝利記録を31年に更新しました。
数々の名馬にも跨り、一般の人にも有名なあのディープインパクトの主戦騎手でもありました。

イギリスの首相ウィンストンチャーチルは言いました「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になるより難しい」と。
ジョッキーにとってもダービーを制することは至難の業です。
20年30年続けていても、一度もダービーを制することなく引退していくジョッキーは数知れません。
そんな中武豊騎手は何と最多の5勝も挙げているのですから、いかに空前絶後の騎手であるかがお分かり頂ける思います。

そんな武豊騎手も、近年はスランプに陥りなかなか思うような結果を残すことが出来ずにいました。
スランプの原因は落馬した際に肩を負傷し思うような騎乗ができずにいたためです。
しかし、理由はそれだけではありません。
近年外国人ジョッキーや地方競馬出身騎手の活躍もあり、強い馬の騎乗機会が激減しました。
このような要因によって、武豊騎手は大レースのみならず並のレースでも結果を残せないようになりました。

しかし、そこからの武豊騎手のカムバック劇には思わず息をのみました。
まず武豊騎手は大レースをいきなり勝つのではなく、平と呼ばれる並のレースで一勝ずつ勝ち星を重ねることに徹していきました。
そうすることによって、徐々に強い馬の騎乗依頼を取り戻そうとしたのです。
あの武豊騎手がG1と呼ばれる大きなレースに乗れないこともありました。
それでもコツコツと目先の勝利を重ねていったのです。

そして、2013年日本ダービー。
遂に武豊騎手はカムバックしました。
一番人気に押されたキズナで見事ディープインパクト以来の日本ダービーを制しました。
思わず実況の人も涙ぐむカムバック劇でした。
そして今現在もトップ騎手として活躍しています。

武豊は不死鳥なのか。
苦しい現状にめげずにひたすら努力する天才の姿にこれからも注目が離せません。